【おうちで簡単!】フライパンでとろとろの湯葉を作ってみた! ~汲み上げ湯葉の作り方とアレンジレシピ4選~

とろっとした食感と大豆の甘味で上品な味わいの「湯葉」。京都や日光の名物として有名ですし、懐石料理などで食べることが多いので、特別な食材のイメージがあると思います。そんな湯葉ですが、実は無調整豆乳とフライパンがあれば自宅でも簡単に作ることができるんです。今回は、湯葉の作り方と湯葉を美味しく食べるアレンジレシピ4品をご紹介します。
え! 湯葉っておうちで作れるの?
こんにちは。weeeat!編集部の加藤です。
先日、旅行先で湯葉の食べ放題に行ってきました。
自分ですくった湯葉をその場で食べられるのですが、出来たての湯葉はとろっとろで絶品。美味しすぎて感動しちゃいました。湯葉って宴席や旅先のイメージがあるから、特別感があって良いですよね。
このお話を『weeeat!』の企画会議で話したら、先輩が「湯葉っておうちでも作れるよ~!しかも超簡単!」と教えてくれました。
え! 湯葉をおうちでも作れるとは知らなった……。
あの特別感を自宅で味わえるなんて……、これは作ってみるしかない!
ということで、今回は編集部のみんなで湯葉を作ってみました。おうちでも簡単にできる作り方と、湯葉を美味しく食べるアレンジレシピ4品をご紹介します。
京都と日光では漢字も作り方も違う
そもそも「湯葉」とは、豆乳を加熱して膜を形成させたもの。たんぱく質が豊富で、ヘルシー志向の方にぴったりです。
京都や日光で有名ですが、京都では「湯葉」、日光では「湯波」と書きます。京都では、膜を一重ですくいあげるので、薄くて柔らかい層になります。料理のトッピングとして使われることが多いです。一方、日光では、膜を2枚重ねて厚みを持たせて作ることが一般的で、主にメイン料理として使われます。
また、湯葉には、乾燥前の「生湯葉」と乾燥後の「干し湯葉」の2種類あり、それぞれ風味や食感が異なります。生湯葉は柔らかい食感でそのまま食べることができます。干し湯葉はパリッとした食感で汁物などに使います。
今回は、すぐに作れる生湯葉を作ってみることにしました。
材料は無調整豆乳だけ! 簡単な湯葉の作り方
それでは、早速作ってみましょう♪
準備する材料は無調整豆乳だけ!本当にこれだけなんです。
ちなみに、調整豆乳だとうまく作れません。無調整豆乳と調整豆乳は、主に大豆の固形成分の割合が違います。調整は6%以上、無調整は8%以上と日本農林規格(JAS規格)で決まっています。味の特徴としては、無調整豆乳は大豆を潰して絞っただけなので、そのまま飲むと大豆の味をダイレクトに感じます。
調整豆乳は砂糖・塩・植物性油脂が添加されており、飲みやすくなっています。どちらも料理に使用できますが、他の味が添加されていない無調整豆乳がおすすめです。『weeeat!』のレシピでは、主に無調整豆乳を使用しています。
特に、湯葉や豆腐は調整豆乳だとうまく作れないので、無調整豆乳を準備しましょう!
<作り方>
フライパン(ホットプレートや鍋でも可)に無調整豆乳を入れて、弱火でじっくりふつふつと加熱します。待つこと1~2分。おっと!膜ができてきました!
3分くらい待つと、全体的に膜ができてきます。そうしたら、竹串や菜箸を使ってすくい上げましょう。熱いのでやけどに注意してくださいね。
きれいな1枚のシートの状態ですくい上げるには、コツがいります。それは、「待つ」ことです。膜ができてすぐすくいたくなる気持ちは分かりますが、じっくり育てることが大事です。せっかちな人は成功率が低いかもしれません(笑)。あと、お腹が空いている時もおすすめしません(笑)。ゆっくりお酒でも飲みながらやるのがちょうど良いかも。
これで完成です! 待ちきれず、出来立てアツアツの生湯葉をそのまま口の中へ。
おいしー!!!
口の中ですぐにとろけて、大豆の甘味とうま味を存分に味わえます。なんて贅沢なんでしょう。皆さん、おうちで湯葉食べ放題ですよ!
すぐに食べない時やたくさん作ってお料理に使う場合は、湯葉同士がくっついてしまわないように豆乳の入った器に入れておくのがおすすめです。
それでは、完成した湯葉を色んな食べ方で楽しんでみましょう!
アレンジレシピその1| 湯葉刺し
出来たての湯葉は何もつけなくても美味しい! プレーンな味わいを楽しんだら、次は定番のわさび醤油。うん、間違いない。
ちょっと味変をしたかったら、柚子胡椒もおすすめ。ピリッと爽やかな風味です♡
私がハマった食べ方はオリーブオイル×塩。がらっと味わいが洋風になって、ワインが飲めちゃう味。病みつき必至です。
アレンジレシピその2| 湯葉とアボカドの塩昆布和え
湯葉を使ったちょっと贅沢なおつまみはいかがでしょうか? 生湯葉にアボカド・塩昆布・ゴマ油を混ぜるだけの超簡単レシピ! 生湯葉とアボカドのとろとろ食感が最高~♡ ご飯の上にたっぷりのせて、丼にして食べても美味しそう♪
アレンジレシピその3| 湯葉のとろとろあんかけ丼
湯葉のとろっとした食感は、あんかけとの相性がバッチリ。熱々のあんと、たっぷりの三つ葉や大根おろしなどの薬味で味わう湯葉あんかけ丼です。昆布茶・みりん・薄口醤油で作った熱々のあんをご飯に注ぎます。とろとろの湯葉とあんを絡めて召し上がれ♡やさしい味わいで心も身体も温まりますよ。
アレンジレシピその4| 湯葉の黒蜜きなこがけ
湯葉はデザートにもなるんです。黒蜜ときな粉をたっぷりかけたら、あっという間に和スイーツに大変身! 湯葉ときな粉は大豆同士なので相性が良いに決まってる。
味はわらび餅に似ています。湯葉だから低カロリーで低糖質なのがうれしい! 大豆×大豆でタンパク質も摂れるヘルシーおやつです。
みんなで楽しく湯葉パーティー♪
今回は湯葉の作り方とアレンジレシピを紹介しました。
あの湯葉が、こんなに簡単におうちで作れるなんて最高ですよね!
きれいに湯葉をすくい上げるのが意外と難しくて、みんな真剣に湯葉をすくっていました。
「わたしは弱火で攻める」
「まだだよ。湯葉の声に耳を澄まして……」
「おー! デカー!」
とわいわい盛り上がりましたよ!
家族や友人と誰が1番上手に湯葉をすくいあげられるか選手権をしても楽しそうです(笑)。今度の休日は、みんなで湯葉パーティーなんていかがでしょうか?
ぜひやってみてくださいね♪