4種類の梅を使って梅酒を仕込んでみた!基本の作り方とおすすめアレンジのご紹介

今年の梅仕事は梅酒作りに決定! 南高梅・ミスなでしこ・パープルクイーン・白加賀の4品種で、仕込みから比較します。また、お酒や砂糖の種類を変えたアレンジ梅酒にも挑戦しました。基本の梅酒レシピ、保存方法、飲み頃のポイントまで分かりやすくご紹介。梅酒の完成後は飲み比べレポートも公開予定です。お楽しみに♪
今年の梅仕事は梅酒にチャレンジ
こんにちは。weeeat!編集部の加藤です。
今年もお待ちかねの梅の季節がやってきましたね。スーパーで新鮮な青梅を見かけると、「今年はどんな梅仕事をしようかな~」とワクワクしてしまいます。
昨年はさっぱりとした梅シロップを仕込みましたが、今年はずっと気になっていた梅酒作りにチャレンジすることにしました。梅酒は、梅・砂糖・アルコールの3つの材料があればできるので、とっても簡単♪初心者にもオススメです。
1番大きな魅力は、何といっても自分好みにアレンジできることです。梅の品種や甘さの調整、漬け込むお酒の種類を変えることで、オリジナルの味を作ることができるんです♡
市販の梅酒では味わえない、手作りならではのまろやかさや香り、漬け込んでから日ごとに変わる味わいを、ぜひご自宅で体験してみてはいかがでしょうか。
4種類の梅を使って比べてみた
梅酒作りには、黄熟しすぎていない新鮮な青梅が最適です。品種によって味や香りが異なるため、好みに合わせて選ぶのも楽しみのひとつ。
そこで今回は、定番の南高梅のほか、ミスなでしこ・パープルクイーン・白加賀の計4品種類を用意し、それぞれの違いを比べてみることにしました。また、ちょうど手に入った完熟梅でも梅酒を仕込んでみることに。
次回の飲み比べレポートでは、各品種や熟度による味わいの違いも、あわせてご紹介します。
なお、家庭で果実酒を作る際は酒税法のルールがあり、「アルコール度数20度以上の蒸留酒」を使用する必要があります。今回はクセの少ないホワイトリカー(アルコール度数35度)を使用し、砂糖も一般的な氷砂糖で統一しました。保存瓶はガラス製を選び、しっかり煮沸消毒してから使用します。
基本の作り方を解説
では、早速作っていきましょう♪
□材料
梅:500g
氷砂糖:500g
ホワイトリカー:900ml
□作り方
①梅は水でよく洗い、ヘタを丁寧に取り除く
ボウルに入れて、傷つけないように洗いましょう。傷をつけてしまうとカビや実崩れの原因になることもあります。青梅は一般的には2~4時間程水に浸けてアク抜きしますが、新鮮な場合はしなくてもOKです。
②ザルに上げて水気を切る
水気が残っていると、カビが発生しやすいので、しっかりふき取ることをオススメします。
③消毒した保存瓶に梅と氷砂糖を交互に入れる
④ホワイトリカーを注ぎ、蓋を閉めて冷暗所で保存
南高梅以外の梅も、同様に作っていきます♪
それぞれの梅の違い
4種類の梅をずらりと並べてみると、それぞれ色や形、大きさが少しずつ違って、とってもきれい♡つい見惚れてしまう可愛さです。
仕込み中から、それぞれの梅の個性をしっかり感じられるのが楽しいポイント。香りや果肉の状態、瓶に入れたときの色の違い……この先どう梅酒に変化していくのか、さらに楽しみになりました!
南高梅(完熟)
完熟特有のオレンジ色の見た目がとても可愛く、桃のようなふんわり甘い香りが広がります。やわらかくて果肉がジューシーなので、やさしく扱う必要がありますが、仕込んだ時点で「絶対美味しくなりそう」と期待値アップ◎
南高梅(青梅)
粒が大きく、果肉がしっかりしていてとにかく扱いやすい! 青梅ならではのフレッシュな香りも強く、「定番」らしい安心感があります。
パープルクイーン
粒が小さめで可愛らしく、ほんのり赤みがかった色合いが特徴的。とても香りが華やかで、キッチンいっぱいに甘酸っぱい香りが広がりました。
白加賀
楕円形でやや縦長のフォルムが特徴的。実がしっかり固くて、ヘタ取りの時も崩れにくく、作業がスムーズ。やさしい香りがふんわり漂いました。
ミスなでしこ
鮮やかな赤紫色が目を引く個性派。包丁を入れると、果肉までしっかり色づいていて、漬けている段階からすでにほんのりピンク色の液体に。どんな梅酒になるのか、見た目も楽しみです。
飲み頃は3か月~1年後くらい
仕込んだ梅酒は、直射日光を避けて冷暗所で保存しましょう。瓶の消毒がしっかりできていれば、長期保存も可能です。飲み頃は漬けて3カ月以降。時間が経つごとに味わいが変化するので、熟成の過程もぜひ楽しんでください。
梅の実は1年ほどで取り出し、別の用途に活用するのがおすすめです。昨年は、梅シロップの実で梅ジャムを作りましたが、同様に梅酒の実でも美味しいジャムができますよ♡
▶レシピはこちら
ここから先は、気長にゆっくりと完成を待つ時間。どんな風味の梅酒に仕上がるのか今からとても楽しみですね♡
色々なアレンジ梅酒も作ってみた
せっかくなので、今回はちょっと冒険して、お酒や砂糖を変えて色々なアレンジ梅酒にもチャレンジしてみました。自分だけの“とっておき梅酒”ができるかも!? ワクワクしながら、色々仕込んでみました。アレンジ内容はこちらです♪
パープルクイーン × 金平糖 × ホワイトリカー
見た目も可愛いパープルクイーンに、カラフルな金平糖を合わせた梅酒。ほんのりお菓子のような甘さと、新感覚の仕上がりになりそうです。
青梅 × アガベシロップ × テキーラ
メキシコの蒸留酒テキーラと、自然な甘みのアガベシロップを使った一品。どんな香りとコクが生まれるかワクワクします。
青梅 × メープルシロップ × ウィスキー
コク深いメープルシロップと芳醇なウィスキーの組み合わせ。洋酒ベースの大人の味わいに期待です。
青梅 × 黒糖 × ブランデー
黒糖のコクとブランデーの豊かな香りが加わった、濃厚リッチなテイストの梅酒です。
青梅 ×てんさい糖 ×ラム酒
やさしい甘みのてんさい糖を使い、ラム酒で漬けた梅酒。まろやかで飲みやすい仕上がりになりそうです。
どんな味になる?飲み比べレポートもお楽しみに♪
初めての梅酒作り、想像以上に簡単でびっくりしました! あれこれ悩みながら梅やお酒を選ぶ時間もすごく楽しくて、あっという間に仕込み完了です。あとはじっくり待つだけ。
どんな梅酒に育つのか、今から飲み比べが楽しみで待ち遠しい! 出来上がったら、実際に味や香りを比べてレポートするブログも公開予定ですので、そちらもぜひご期待ください♡