2022/05/09

廃棄される野菜を美味しい料理へと生まれ変わらせて提供する"もったいない食堂"

kuriko
廃棄される野菜を美味しい料理へと生まれ変わらせて提供する

株式会社アップサイクルジャパンが運営する“もったいない食堂”は、フードロスの削減に貢献するため、近隣のオーガニック農家から余剰野菜を仕入れ、料理人によって美味しい料理へと生まれ変わらせ提供しています。
UPCYCLE JAPAN本店(神奈川県茅ヶ崎市)の店舗の他、イベントやマーケットなどに出店。規格外野菜や余剰野菜が出た時のみオープンしています。

"もったいない食材"を生まれ変わらせる"もったいない食堂"

本店近隣の湘南エリアのオーガニック農家から、余剰野菜・規格外野菜・廃棄寸前野菜等の"もったいない食材"を仕入れて、プロの料理人が調理しアップサイクルした料理を提供する食堂です。様々な理由で販路に乗らず廃棄等につながる野菜をレスキューし、美味しい料理へと生まれ変わらせることで、フードロスにアプローチします。余剰野菜や規格外野菜が出た時にしかオープンしないため、その時々で異なる旬の料理を楽しむことができます。

※アップサイクル=古くなったモノや捨てられるモノに、新たな価値を与えて命を吹き込むサステナブルな方法論

環境に配慮した容器へのこだわり

もったいない食堂では、食材だけでなく、その提供の仕方にもこだわりがあります。
マイ容器・カップ・箸等の持ち込みを推奨しており、持ってきていただいた方への割引を実施。持参されなかった方のためには、生分解できる環境に配慮した容器を用意しています。

株式会社アップサイクルジャパン代表取締役 西村正行さんにお話を伺いました

株式会社アップサイクルジャパン 代表取締役 西村 まさゆき 氏

アップサイクルへの想い

元々、建築設計の仕事をしており、現場で出る「廃材」という言葉にネガティブな感情を抱いていました。そんな中「アップサイクル」という言葉に出会い、これだと確信しました。
株式会社アップサイクルジャパンは、"もったいない食堂"の他にも廃材を使った雑貨の販売をするなど、サステナブルなものづくりを世に発信しています。「ゴミを減らし、価値を増やす」隠れアップサイクリストを探して、皆でこのような取り組みを訴求していきたいと思い活動しています。

地元食材に対するこだわり

神奈川県座間市で育った少年時代、周りにたくさん畑があるにもかかわらず、地元野菜がスーパーに並んでいないことに、子どもながらに違和感を覚えました。「フードロス」というと、家庭と飲食店がフォーカスされがちですが、実は農家でもたくさんの野菜が捨てられていることを知り、廃棄される野菜を生き返らせようと思ったのが"もったいない食堂"を始めたきっかけです。
「"三里四方(半径12km以内)"の野菜を食べれば、健康で長生きできる」という昔からの言い伝えがありますが、地元の食材を使用することにもこだわっています。この活動を持続的なものにするためにも、多忙な農家の方々に代わり、お店から10分くらいにある農家の野菜を自ら調達し使うようにしています。

この取り組みを通じて「実は捨てられている食材がたくさんある」ということを消費者の皆さんにも知ってもらうきっかけになれば良いと思います。

もったいない食堂の開店情報

不定期開催のため、下記のInstagram公式アカウントより随時情報を発信しております。
開店情報のみでなく仕入れ野菜やメニューなども記載いたしますので、もったいない食堂についてご興味いただいた方はぜひフォローしてみてください!

・アップサイクルジャパン本店 @upcycle.jp_store
 https://www.instagram.com/upcycle.jp/

・もったいない食堂 @mottainai.shokudo
 https://www.instagram.com/mottainai.shokudo/

kuriko
フリー歴10年、東北在住の主婦ママ ライター。年齢と共に体系も健康診断の結果も気になる今日この頃…最近では時間に余裕のある週末だけゆるやかにプラントベースフードにチャレンジ中。大豆ミートの美味しいアレンジ方法を模索するのが楽しいです♪

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