【超簡単】りんごジャムは手作りが美味い!レンジで皮ごとレシピ&品種別味比べで美味しさを徹底解剖
りんごの品種によって、ジャムの味って変わるの? 今回は5つの品種(紅玉・フジ・王林・光徳・信濃ほっぺ)でジャムを作り、食べ比べしてみました。それぞれの味の特徴を徹底解説します。レンジで簡単に作れるレシピもご紹介。皮ごと使うメリットについても解説します。
ジャムにすると食物繊維の吸収率アップ!
こんにちは!weeeat!編集部の加藤です。
りんごが美味しい季節がやってきましたね。
普段はそのまま食べている方も、今年は手作りジャムに挑戦してみませんか?
実はジャムにすることで、嬉しいメリットがたくさんあるんです♪
例えば、りんごに含まれる食物繊維ペクチンの吸収率アップ。ペクチンは、整腸作用や血糖値の上昇抑制、コレステロール値の低下など、様々な健康効果が期待できる優れもの。生のままだと吸収されにくいのですが、加熱することで吸収されやすくなります◎
さらに、食感がスカスカだったりんごもジャムにすれば美味しく生まれ変わりますよ。
りんごジャムを作るなら、品種による味の違いも楽しんでみたいですよね。
りんごの品種を調べてみると、なんと2,000種類以上もあるとのこと! 今回はスーパーで見つけた5つの品種(紅玉・フジ・王林・光徳・信濃ほっぺ)を使ってジャムを作ってみました。見た目も味も個性派揃い! それぞれの違いを徹底解剖しちゃいます。
それでは、さっそく見ていきましょう♪
皮つきだからポリフェノールたっぷり!
ジャム作りと聞くと、鍋でコトコト煮込むから時間がかかるイメージありませんか?でも、このレシピならレンジを使ってほぼ20分で完成します! しかも、材料を混ぜてレンジにかけるだけなので、とっても簡単です♡
ポイントは皮も無駄にせずりんごをまるごと使用すること! メリットもたくさんあります◎
・皮にはポリフェノールが豊富に含まれていて抗酸化作用などの健康効果が期待できる!
・果肉まで色がきれいに染まり見た目もとっても可愛いらしい仕上がり!
・皮むき不要で楽ちん♪ 生ごみの量も減らせる!
しかし、「農薬が心配……」という方もいらっしゃるかもしれません。国産のりんごは、残留農薬基準が厳しく設定されているため、皮ごと食べても基本的には問題ないと言われています。それでも気になる方は、流水でしっかりと洗うと安心です。
それでは、実際に作っていきましょう♪
レシピ|レンジで簡単!皮ごとりんごジャム
【材料】作りやすい分量
りんご:2個(500g)
砂糖:150g
レモン汁:1個分
シナモンパウダー:お好みで
①りんごは芯と種を取り除き、皮ごといちょう切りにします。
②耐熱ボウルにいちょう切りのりんご・レモン汁・砂糖を入れてさっと混ぜ、30分おきます。
※砂糖の浸透圧で果汁が引き出されることで、加熱時間が短縮されます。
③ここからレンジ調理開始! 全部で3回加熱します。
1回目は、ボウルにふんわりとラップをしてレンジにかけます。(600W 6分)
④軽く混ぜたら、2回目もラップをしてレンジにかけます。(600W 5分)
⑤軽く混ぜて、3回目はラップをせずにレンジにかけます。(600W 約5分)
⑥水分が飛んで、トロッと濃度が付いたら手作りリンゴジャムの出来上がり!お好みでシナモンを振っても◎出来上がったら煮沸した瓶などに入れて冷蔵庫で保管します。
※熱々のうちに瓶に詰めて蓋をしっかり閉めましょう。レンジは煮崩れしにくいから果肉感が残った仕上がりです♡甘さもちょうどいい。パンやヨーグルトにたっぷりどうぞ!
作り方と栄養価はこちらのページに掲載しています。
▶レシピはこちら
みんなで食べ比べしてみた
完成したジャムは、キラキラ輝いてとっても綺麗! 宝石みたいですね♡ 今回は砂糖とレモン汁を同じ量にして、りんごの種類だけを変えてみました。それぞれ実際に味わって比較してみましたので、ぜひご覧ください♪
1.紅玉
紅玉は、鮮やかな赤色の皮を持つ甘酸っぱい味わいが特徴。果肉は硬めでパリッとした食感です。ジャムにしてみたら、イメージ通りすごく美味しい! 王道のりんごジャムの味です。ジャムにすると、酸味が味を引き締め、甘さとのバランスをちょうど良くなっています。そして何より見た目がきれいでかわいい♡ 鮮やかな赤色の皮がきれいに発色していました。
2.フジ
フジは、甘みが強く、ジューシーで柔らかい果肉が特徴。皮は赤と黄色の縞模様です。スーパーでよく見かけますね。
ジャムにしてみたら、フジ自体が甘いので、かなり甘めに仕上がりました。レモン汁を多めに入れて甘さを調整するのがおすすめです。食感は果肉が柔らかくて、とろ〜りとしています。
3.王林
王林は、皮が黄緑色の青りんごです。甘さと香りの豊かさが際立ち、サクサクとした食感が特徴。
ジャムにすると、爽やかな香りが最高! 甘さもちょうど良くて、編集部では一番人気でした。青りんごでジャムって意外かもしれませんが、加熱しても香りがしっかり残るので、相性抜群なんです◎
4.光徳
光徳は、蜜がたっぷりでシャリっとした食感が特徴。皮は青みがかった黄緑色です。「幻の蜜入りりんご」と呼ばれています。
ジャムにすると、シャリっと感がしっとりして美味しくなりました。
5.信濃ほっぺ
信濃ほっぺは、甘みが強く、柔らかな果肉が特徴。皮の色は濃い赤色です。
ジャムにすると、信濃ほっぺ自体の甘みが強いので、かなり甘く仕上がりました。レモン汁で甘さを調節するのがおすすめです。見た目は紅玉と似て鮮やかな赤色できれいです♡
ジャムを作るなら「紅玉」「王林」がおすすめ
それぞれのジャムを味比べした結果、編集部では紅玉と王林が人気でした!
紅玉は、酸味がポイントですね。酸味がジャムの味を引き締め、甘さとのバランスを調整してくれました。また皮の色がきれいに残り見た目も美しく仕上がります。一方、王林は爽やかな香りがポイント。この香りがジャムの風味をさらに豊かにしてくれました。
フジや信濃ほっぺのように甘いりんごは、レモン汁で甘さを調整するのがおすすめです。
また、今回は使いませんでしたが、食感がスカスカしたりんごでも、ジャムにすればしっとり美味しく食べられるので、まさに救済レシピ! 手作りだからこそできる工夫って楽しいですね。
実際に作ってみて、りんごの品種によってこんなに味が違うなんてびっくりしました。りんごって奥が深いですね。他の品種でも試したくなりました。皆さんもぜひ、お気に入りのりんごでジャム作りに挑戦してみてください♪