2025/04/23

【亀田製菓グループ発】たんぱく質だけじゃない! 食物繊維と乳酸菌をプラスした、体にやさしいプラントベースプロテインバーが登場

weeeat!編集部
【亀田製菓グループ発】たんぱく質だけじゃない! 食物繊維と乳酸菌をプラスした、体にやさしいプラントベースプロテインバーが登場

「NICE! RICE!」をスローガンに、世界で新価値・新市場を創造する“ライスイノベーションカンパニー”を掲げる亀田製菓。『亀田の柿の種』や『ハッピーターン』などのロングセラーブランドをはじめ、お米を軸とした多種多様な商品を提供しています。そんな亀田製菓の食品事業部では、社会課題に応じた事業として、プラントベースフード、米粉パン、防災食、乳酸菌などを展開しています。
プラントベースフード事業を行っている子会社、マイセンファインフードからは、この春、「大豆」を使ったプロテインバー『SOY PROTEIN+(ソイプロテインプラス)』が登場。植物性たんぱく質と食物繊維に加え、亀田製菓が長年研究開発をしてきたお米由来の植物性乳酸菌K-1など、うれしい栄養素が“プラス”で摂れる新しいたんぱく補給食品として注目されています。
今回は、商品開発に携わった亀田製菓食品事業部のリオン ケランカインさんに商品の特徴を伺いながら、商品開発の背景やこだわりについてお話を伺いました。

プラントベースをもっと身近に、美味しく、楽しく

weeeat!編集部

本日はよろしくお願いいたします。『SOY PROTEIN+』は亀田製菓グループのプラントベースブランド「JOY GREEN」から販売されている商品だと聞きました。過去に『weeeat!』でも「JOY GREEN」について紹介させていただきましたが、ブランドの立ち上げの経緯やコンセプトについて改めて教えてください。

▼過去の掲載記事はこちら

―リオンさん

たんぱく質危機や環境問題、そして健康意識の高まりから、近年はさまざまなプラントベースフードが販売されていますが、実は古くから身近にあるおせんべいも、広くいえばお米からできたプラントベースフードです。

そこで、プラントベースフードをもっと身近に、美味しく、楽しく取り入れてほしい、そんな想いから生まれたのが「JOY GREEN」というブランドです。健康的な生活を送りたい時、食事のバランスを整えたい時、地球にやさしいものを選びたい時の選択肢のひとつとして、プラントベースフードが根付くことを願っています。

weeeat!編集部

本ブランドが立ち上がったのはいつ頃になりますか?

―リオンさん

JOY GREEN」を立ち上げたのは2022年です。当時は亀田製菓のグループ会社がさまざまなプラントベースブランドを立ち上げていたこともあり、それらをひとつのブランドの名のもとに統一することで、お客さまに認知していただきたいという想いもありました。

weeeat!編集部

「プラントベースフードを身近に感じてもらいたい」ということは、ヴィーガンやベジタリアンだけでなく、幅広い方に試してほしいということでしょうか?

―リオンさん

そうですね。健康に関心の高い方はもちろん、そうでない方にも食べてほしいですね。植物性たんぱく質を手軽に取りたい時や、食事の偏りが気になった時など、さまざまなシーンで取り入れてほしいです。

weeeat!編集部

日々の健康やバランスの良い食生活を手助けするブランドということですね! 「JOY GREEN」の現在のラインナップについても教えていただけますか?

―リオンさん

ありがとうございます。植物性原材料でつくった『大豆と玄米のベジフィレ・ベジミンチ・ベジスライス』に加え、この4月からの新商品である、カップめんにそのまま入れる大豆ミート『マシマシの種 ミンチタイプ』、そして大豆生まれのプロテインバー『SOY PROTEIN+』という3つのラインナップを展開しています。

植物性たんぱく質・食物繊維・乳酸菌がこれ一本で

weeeat!編集部

SOY PROTEIN+』は、以前に販売していたサラダチキン『植物生まれのグリーンチキン』シリーズをリニューアルした商品だそうですが、リニューアルした経緯について教えてください。

―リオンさん

『植物生まれのグリーンチキン』シリーズは、植物性原料からお肉のような繊維感と旨みを実現しており、まるでチキンのような食感、おいしさと食べ応えを評価いただいていました。しかし、「サラダチキン」の代替品として位置付けていたため、マーケットの広がりに限りがありました。

また、商品には大豆ミートを使用していたものの、大豆ミートならではの強みを打ち出し切れていないという課題がありました。そこで、これまでの「サラダチキン」の代替品から、植物性たんぱく質・食物繊維・乳酸菌を摂れるたんぱく補給食品へとリニューアルを行いました。

weeeat!編集部

なるほど。植物性たんぱく質に対する消費者の関心は年々上がってきていると感じますが、実際メーカーさんからの目線からするといかがですか?

―リオンさん

認知度という点ではまだ高くはありません。ただ、リテラシーの高い方や植物性たんぱく質に興味のある方にはだいぶ浸透してきたと考えています。私たちも少し早いとは思いながらも、こういった商品を販売することで、植物性たんぱく質の普及につながればと考えています。

weeeat!編集部

ありがとうございます。リニューアルした『SOY PROTEIN+』の特徴について教えてください。

―リオンさん

長年当社で研究開発している乳酸菌K-1も含めて、植物性たんぱく質、食物繊維など、この1本で重要な栄養素を摂れるところが一番の特徴です。また、味つけについても、スパイシーカレー・てりやき・柚子こしょうと濃厚なフレーバーにすることで、大豆特有の臭いをできる限り抑えるように配慮しました。

レタス2個分の食物繊維で、満足感もアップ!

weeeat!編集部

確かに食べ応えがありそうなフレーバーですね! どのような人に食べてほしいですか?

―リオンさん

やはり健康と美容に感度の高い2030代女性です。普段の生活の中で植物性たんぱく質を摂れる食品はそこまで多くありません。もちろん、納豆や豆腐からも摂ることができますが、朝や夜に食べる方がほとんど。

動物性たんぱく質と植物性たんぱく質は1:1の割合で摂取するのが理想的と言われていますが、本商品を食べることでバランスの良い食事をとっていただければと考えています。

weeeat!編集部

確かに、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を3食でバランスよく食べることを考えると、お昼は補うのが難しいですね。『SOY PROTEIN+』があれば、例えばおにぎりにプラスワンするだけで補うことができますね。

―リオンさん

植物性たんぱく質もそうですが、食物繊維を摂れていない方は多いものです。『SOY PROTEIN+』のブロックタイプにはレタス2個分の食物繊維が含まれているので、手軽に補うことができます。特にスパイシーカレーやてりやきは、しっかりと味付けしているので、白いご飯との相性も抜群です。

米菓部門の味付け担当者こだわりのフレーバー

weeeat!編集部

近年は「低GI食品」に対する関心も高まっていますが、食事の前に食物繊維やたんぱく質が含まれている『SOY PROTEIN+』を食べることで、満足感も変わってきそうですね。『SOY PROTEIN+』を開発する上で苦労した点などがあればお聞かせください。

―リオンさん

植物性たんぱく質を補給できる食品として生まれ変わりたいと考えていましたが、市場にはこういったカテゴリーの商品が多くなく、パッケージデザインも数十方向から考えました。商品名や表記の仕方なども複数案を考えて、社内から意見をもらって最終的に現在のパッケージになりました。

また、味付けについても、日本人が食べ慣れている味をベースにさまざまなフレーバーを考えて、美味しさと大豆特有の臭いの部分とのバランスを取りながら、スパイシーカレー・てりやき・柚子こしょうに決めました。米菓の味付けに長年携わっている担当者が、味付けを行っています。

毎日の食卓がヘルシーに!体が整う簡単レシピも公開

weeeat!編集部

ちなみに『SOY PROTEIN+』という商品名はどのようにして決めたのでしょうか?

―リオンさん

リニューアルを通して、「大豆から生まれたプロテインバー」というメッセージ発信が重要だと考えており、それがわかりやすく伝わるネーミングにしました。また、いつもの食事に手軽にプラスしてほしいという想いから、「プラス」を使用しています。

また、乳酸菌や食物繊維など、うれしい栄養素がまとめて摂れることも、この「プラス」には込められています。

weeeat!編集部

ありがとうございます。『SOY PROTEIN+』はどのような場所で販売していますか? また、バータイプとブロックタイプがありますが、おすすめの使い方があれば教えてください。

―リオンさん

主にコンビニやスーパーマーケットのサラダチキンバーの売り場に置かれています。健康志向の高まりからたんぱく質コーナー、一部豆腐のコーナーにも並び始めています。

食べ方としては、そのまま食べていただきたいですが、食材としてもアレンジしやすいので、サラダや主食として献立に加えることも可能です。

weeeat!編集部

JOY GREEN」のホームページにも『SOY PROTEIN+』を使ったレシピが掲載されていますね。個人的には「パクチーおつまみ」を作ってみたいと思いました!

―リオンさん

ご飯との相性が良いフレーバーなので、「大葉海苔巻き」もおすすめです!

また、冷たいままで食べても美味しいですが、少しだけチンしたり、お湯で温めたりするとフレーバーが立ってより美味しくなるので、ぜひ試していただきたいです。

パクチーおつまみ
大葉海苔巻き

「負」の解消を起点に、プラントベースが身近になる商品開発を

weeeat!編集部

美味しそう! 「サラダチキン」を温めるという発想がなかったので、やってみたいと思います。最後に今後の展望についてお聞かせください。

―リオンさん

売り場を見ていると、予想と違う方たちが買っていたり、予想と違う味が売れていたりするので、もう少しお客さまの反応を見ないとわからないというのが正直なところです。ただ、『SOY PROTEIN+』という商品を立ち上げたので、この延長で例えば大きさや味付けを変えたり、機能を足したりなど、さまざまな展開が可能になったと思います。

JOY GREEN」から同じく展開している『マシマシの種 ミンチタイプ』は大豆ミートが抱えていた水戻しの手間や使いにくさを解決するために、カップ麺にそのまま入れて戻すことができるよう研究・開発しました。

このような発想で、今まで使っていなかった、使いにくかった商品の入門編の位置付けのような商品を作っていく必要があると考えています。それがどういう形になるかはまだ決めてはいませんが、「JOY GREEN」の精神にのっとって、今後も気軽にプラントベースフードを使っていただけるような商品を作っていきたいです。

店舗情報

SOY PROTEIN+』は下記通販サイトで購入できます。

JOY GREEN 公式HP:https://joygreen.jp
JOY GREEN
公式Instagram : https://www.instagram.com/joygreen_pr/

weeeat!編集部
weeeat!編集部は、私たちの大切な「食」を中心に、人と地球にやさしい情報を発信していきます。 “地球にやさしい取り組み”を共感・実践する仲間とともに、サステナブルな社会と文化を目指します。

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