俳優・小雪さんに独占インタビュー!『小雪と発酵おばあちゃん』に込めた「食は人をつなぐ」想いとは?【後編】
こんにちは!weeeat!編集部の山崎です。今回は『小雪と発酵おばあちゃん』出版記念イベントの後半、weeeat!編集部が小雪さんに直接質問できたパートをお届けします。
「すんき」や「なり味噌」の意外な活用法、そして小雪さんの美しさの秘訣からご自身のルーツまで、weeeat!編集部との独占トークの一部始終をご紹介します。
さらに今回はおまけとして、富山の発酵茶「バタバタ茶」を実際に泡立てて飲んでみた体験レポも!どうぞお見逃しなく♪
この記事の前編はこちら
▶俳優・小雪さん登壇!大人気NHK番組『小雪と発酵おばあちゃん』出版記念イベントの全貌をレポート【前編】
美しさにドキドキしながら、小雪さんに直接質問――。 思い入れのある発酵食は?「すんき」はピザにも!

※「すんき」は長野県木曽地方に伝わる、赤カブの葉を植物性乳酸菌だけで発酵させたお漬物。塩を使わない珍しい発酵食で、酸味が特徴です。
weeeat!編集部:
小雪さんは書籍の中で、思い入れのある発酵食やレシピは何ですか?
小雪さん:
全部なんですが、「すんき」はいい。あの長野のすんきね、すんきピザにしたり。
weeeat!編集部:
え! ピザですか?
小雪さん:
ピザの具にするんだ。ピザの具。
weeeat!編集部:
和風ピザで美味しそう。チーズ(発酵食品)×すんき(発酵食品)の掛け合わせ、絶対美味しいですね!
小雪さん:
ピザの上にモッツァレラチーズかけて、かけるだけでも絶対すごく美味しい。
weeeat!編集部:
わー、それは美味しそうですね!


「なり味噌」ってどんな味?おすすめの使い方は?

※書籍の中で特に衝撃的だった、鹿児島県・奄美大島の「なり味噌」。本来は毒のあるソテツの実を先人の知恵で時間をかけて毒抜きし、味噌に仕立てたものです。個人的に興味があったので聞いてみました!
weeeat!編集部:
毒だったソテツを使った「なり味噌」が気になったんですが、どんな味がするんですか?
小雪さん:
なり味噌、美味しいですよ。(さらりと)
やっぱり、お味噌系は色々と使えるじゃないですか。家でも、なり味噌は使ってるんですよ。
なり味噌はね、それこそ鶏飯(けいはんと言う奄美の郷土料理)とか、揚げたお魚になり味噌和えたり、あと炒め物に使うのがすごい使いやすくて。味噌の炒めは万能なんですよ。
ひき肉とか野菜をその味噌で炒めておけば、どんな料理でも使えるんです。なり味噌やっぱ最高ですよね。最近、なくなっちゃったけど、いつも家に常備してあります。味噌とか発酵食品が家に多すぎちゃって。大変です(笑)
weeeat!編集部:
小雪さんちの冷蔵庫の中、覗いてみたいです……(笑)なり味噌はネットでも販売してるみたいなので買ってみます!
小雪さん:
現地(奄美大島)に行ったら、道の駅とかでも買えますよ。
あと、味噌とは全く関係ないんだけど、味噌づくりのおばあちゃんたちが黒糖ドーナッツも作ってるんです!それを一緒に頼んだほうがいい!黒糖餅があるんです。それも1日10個とか20個限定で、地元の方が買いに来ちゃうんです。それも一緒に注文したほうがいいです!
weeeat!編集部:
奄美大島に行きたくなりました!


小雪さんの美肌の秘訣は、やっぱり「発酵食」と「玄米」だった!
至近距離で拝見する小雪さんは彫刻のように美しく、お肌もツヤツヤ……。
weeeat!編集部:
小雪さんは普段から発酵食品を召し上がっているんですか?
小雪さん:
発酵食品は必ず……。あとご飯は、昔から『玄米』を食べてました。玄米はいいですよ。
weeeat!編集部:
私たちも発酵食品を作っていっぱい食べています!
玄米も美容にいいんですね。これからは、玄米も食べます!(キリッ)
すると、小雪さんが私たちの顔をじっと見て……
小雪さん:
お肌の、この肌のツヤは発酵食べてるおかげ? 綺麗ね~
なんと、まさかの小雪さんからお褒めの言葉をいただき、狂喜乱舞するweeeat!編集部(笑)。
小雪さんの気さくなお人柄に感動すると同時に、「発酵食」と「玄米」は美肌を作る最強の組み合わせなのだと確信しました。
イベントの締めくくりで語られた小雪さんの「ルーツ」と「使命」
イベントの締めくくりに、小雪さんが会場に向けて語った言葉がとても印象的でした。それは、ご自身のルーツと、この「発酵の旅」を続ける理由についてです。
元気の源は、母がくれた「生きる知恵」
「7、8歳の頃から母が玄米食で育ててくれました。お家のお茶はいつも真っ黒で(笑)。
庭のビワの葉で煮出した『ビワ茶』に、鉄瓶の鉄の塊が入っていたんです。おかげで貧血知らず。
そうした母の『生きる知恵』が根底にあるからこそ、今のハードな生活も送れているのだと実感しています」
「あと10年」への使命感
「あと10年もしたら、おばあちゃんたちの生の声を現場で伝えることは、難しくなってしまうかもしれない。
だからこそ、今、私が伝えなければいけない使命があると思っています。
食は人をつなぎます。食を通して交流が生まれ、生きる力が湧いてくる。
今日ここに来てくださった皆さんが、何かを感じて、またそれぞれの場所で発信して……そうやって『発酵の輪』が広がっていくことを願っています」
言葉が終わると、会場からは自然と歓声と大きな拍手が起こり、あたたかな空気に包まれたままイベントは締めくくられました。
番外編:バタバタ茶を“泡立てて飲んでみた!

イベントでは、富山の発酵茶「バタバタ茶」を実際に泡立てる体験がありました。
バタバタ茶の詳しい情報はイベントレポ#1をご覧ください。
▶俳優・小雪さん登壇!大人気NHK番組『小雪と発酵おばあちゃん』出版記念イベントの全貌をレポート【前編】
キッチン台に用意された夫婦茶筅(めおとちゃせん)を使い、注がれたお茶を自分の手で泡立てて、そのまま飲むという流れです。
泡立ては、思った以上に“コツ”が必要で、最初はおそるおそる。けれど手元が動き始めると、不思議と周りの様子も目に入ってきて、「泡、きれいに立ってますね」「どうやったらそんなに細かくなるんですか?」と自然に声がかかります。小雪さんがトークで話していた通り、
泡立てる動作そのものが会話のきっかけになり、会場全体がふわっと一体感のある空気に変わっていくのを感じました。
そして、泡がふわっとのった一杯を口にすると、飲む前から少し気持ちが整っているような感覚も。
“お茶を飲む”というより、“お茶の時間をつくる”体験でした。

夫婦茶筅でシャカシャカ軽快に泡立てます

先の部分が二股に分かれてギザギザしてるのがポイント
ラテのように口当たりふわっとして、プーアール茶のような味わいで美味しかった!

「食は人をつなぎます」――小雪さんが最後に教えてくれた、温かい真実
今回、小雪さんに直接お話を伺い、「発酵食は特別な人のものではなく、日常の中で楽しく続けられるもの」だと改めて感じました。イベントを通して、小雪さんや発酵おばあちゃんの食への探求心と温かさがまっすぐ伝わってきて、現代の私たちが忘れかけている「食への感謝」がぎゅっと詰まっている時間でした。そして小雪さんが最後に語ってくださった「食は人をつなぎます。」という言葉が、心に残っています。私も発酵マイスターとして、そして一人の食いしん坊として(笑)、発酵食の魅力をもっと広めていけたらと思います。
『小雪と発酵おばあちゃん』には、そんな楽しくて美味しい「命をつなぐ食」のヒントが溢れています。ぜひ書店で手にとってみてくださいね。

編集者へのインタビュー記事はこちら
▶『小雪と発酵おばあちゃん』書籍化の舞台裏。 編集者が残したかった、おばあちゃんの生き様とは?