みかんの皮は食べられる!捨てずにみかんピールを作ってみた!簡単な作り方&活用レシピ【とにかく捨てない山崎】
だんだん寒くなってきて、こたつとみかんの季節がやってきましたね!ついつい食べすぎちゃって、みかんの皮が山積み…なんてこと、ありませんか?実は、そのみかんの皮、食べられちゃうんですよ!
weeeat!編集部のレシピ開発担当、栄養士で発酵マイスターの山崎が「とにかく捨てない」シリーズ。第3弾では、みかんの皮を使ったフルーツピールの作り方とアレンジレシピを写真付きで丁寧に解説します。さらにゆずとレモンピールの作り方もご紹介♪ 今年の冬は、みかんをまるごと楽しんじゃいましょう!
みかんの皮を捨てるの…ちょっと待った!
こんにちは!weeeat!編集部の山崎です。冬といえばこたつとみかん。最強タッグですね。
気づけば私の周りにはみかんの皮の山が……。このまま捨てるのはもったいない……だって私、食いしん坊だもの。調べてみると、みかんの皮って食べられるらしいじゃないですか!
乾燥させたみかんの皮は、「陳皮」といって、風邪薬や胃薬などの生薬、七味唐辛子として使われているらしいのです。リラックス効果、血行促進、免疫力アップなど体に嬉しい効果がたくさん♪
これは食べられる方法を探してみるしかないということで、今回は、みかんの皮で「みかんピール」を作ってみました。
みかんピールを使ったアレンジレシピもご紹介するので、お楽しみに!
今年の冬は、みかんを皮まで味わい尽くしましょう♪
合言葉は「もったいないを美味しくする」です!
みかんと一緒にゆずとレモンのピールも作ってみた
みかんピールの作り方はとっても簡単! 材料は「みかんの皮」と「砂糖」だけ。せっかく作るなら、いろんな柑橘類でも作ってみたい。今回は、今が旬のレモンとゆずも一緒に作ってみることにしました♪
材料は、無農薬やノーワックスのものを選んでくださいね。
①みかんとゆずの皮は1時間、レモンは1日、苦みを取るために水に浸けます。
②白い筋をスプーンでこそげ取ります。皮が破れないように優しく取りましょう。全て取り切らなくても大丈夫!
③ゆずとレモンは、白い筋をスプーンでこそげとった後に、沸騰したお湯に入れ、3分ほど茹でて湯を捨てます。この茹でこぼし作業を3回繰り返し、さらに苦みを取り除きます。
④皮の重さを量ります。皮の重さの半分の量のグラニュー糖(上白糖でもOK!)とひたひたの水を入れます。この工程以降は、みかん、ゆず、レモンすべて同じ作業をします。
⑤弱火にかけて、約10分かけてしっとり柔らかくなるまで煮ます。
⑥柔らかくなったら、用途に合わせて切ります。細くするもしくは大きいままでもOK! 好みのサイズにし、汁気を軽く切りながらオーブン用の紙を敷いた天板に並べます。
100℃のオーブンで30分、乾燥させます。乾燥させすぎると、グラニュー糖がつきづらくなるので、少ししっとりしているくらいが◎
⑦最後にグラニュー糖をつけたら完成!(ビニール袋の中でまぶしてもOK!)
出来上がったフルーツピールは、そのまま食べて美味しいし、紅茶やカクテルに入れるのもおすすめです。また、お菓子の材料に使うこともできます。
今回は、みかんピールをパウンドケーキに入れてみました♪
活用レシピ│みかんピールのパウンドケーキ
材料 パウンド型18㎝1台分
ホットケーキミックス(乳不使用):200g
【A】
・無調整豆乳:150ml
・米油:大さじ2
・本みりん:大さじ2
みかんピール(細かく刻む):30g
【飾り】なくてもOK!
アイシング
・粉砂糖:適量
・みかんの果汁:少々
みかんの甘煮:適宜
ローズマリー:適宜
卵と牛乳を使わずにホットケーキミックスで作るパウンドケーキです。食べた瞬間、みかんピールの香りがふわっと口の中に広がります。ピールはゆず・レモンを使っても美味しく作ることができます。
作り方は、混ぜるだけでとっても簡単♪ ボウルにホットケーキミックスを入れ、中心をくぼませて【A】を全て流し込みます。粉の壁を崩すように、ホイッパーでグルグルと混ぜます。なめらかになったらみかんピールを加えて軽く混ぜたら生地の完成!
型紙を敷いたパウンド型に生地を流して、170℃に予熱したオーブンで30分焼きます。竹串で刺して、生地がついてこなければ焼き上がり。優しい甘さのパウンドケーキは、軽食にもピッタリ。飾りはお好みで。ぜひ試してみて♡
おまけレシピ│まるごとみかんのオランジェット
みかん(5㎜幅に切る):3個
グラニュー糖:100g
水:大さじ1
ビターチョコ:100g
ピスタチオ:適宜
フライパンにグラニュー糖と水を合わせ、火にかけます。グラニュー糖が溶けたら、弱火にして、みかんを並べ、オーブンシートなどで落とし蓋をして10分煮ます。
鍋から取り出したみかんをオーブンシートを敷いた天板に並べて、100℃のオーブンで30分乾燥させます。
表面がしっかり乾いたら、湯せんで溶かしたチョコを付けます。チョコが乾かないうちに刻んだピスタチオを散らして全体が固まれば出来上がり。
いかがでしたか?
そのままでは食べられないけど、捨てるのはもったいない。そんな「もったいないを美味しくする」って、なんだかいいことした気持ちになります。
こたつでぬくぬくしながら、手作りのみかんピールと紅茶。想像するだけで幸せな気分になります。
今年の冬は皮を捨てずに、みかんピール作りを楽しんでみてくださいね♪
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